光と健康のメカニズムのページ
光と健康のメカニズムのページでは、光のもつ作用を利用して精神的、肉体的にも健康になる為のメカニズムについて考えていきたいと思います。
気持ちが暗くなる原因の一つとして、光不足が考えられるのです。夏のサンサンと輝く太陽の下で、暗くなるって事は、ありませんよね。
これとは逆に、曇りや雨降りで日差しが弱くなると、何となく気分が滅入ったりしませんか。冬場は特にそのような傾向が多いのです。これを、季節によるうつ病と言っています。
では、どうして光が不足すると、暗い気分になってしまうのでしょうか?目から入った光って脳の後ろの後頭葉の、目の神経を支配している視覚野という場所に伝えられ、最終的には松果体という場所で、前駆物質のセロトニンからメラトニンといった物質を生成します。
このメラトニンは精神安定にとって、非常に重要な働きをするのです。
松果体という場所は、光の情報により、夜になり、しだいにまわりが暗くなってくると内分泌系を調整する生体内時計と言われています。
メラトニンは、睡眠をもたらしたり、免疫力を強めたりする働きをするのです。ですから、光の力を利用するためには、日差しをあびないといけませんね。日中に光を浴びておく事がメラトニンの生成量を増やすこになり、心を安定化させることになって行きますよ。
他にも、光を浴びることによってカルシウムの生成に欠かすことの出来ないビタミンD3を作ることが出来ます。つまり、骨粗しょう症の予防にもつながると言うことですね。
骨粗しょう症って、女性ホルモンとも関係していて、エストロゲンが少なくなっていくと、カルシウムも減ってしまうのです。お年寄りなどの骨がカルシウムが少なくなることによってもろくなり、骨折しやすい骨になってしまうのです。
お年寄りが骨折によって入院する事にでもなると、運動がほとんど出来なくなってしまい、筋肉からの覚醒刺激もなくなってしまい、ボケてしまう事も有りますので要注意ですね。
小児では日光不足、ビタミンD3不足、腎機能の異常で、血液中のカルシウムやリンが不足する事により、低カルシウム血症になって、骨の石灰化が低下してしまい、くる病と言われる病気になることも有るのです。
これが成人の場合ですと、骨軟化症と言われている病気です。
くる病は、食物としてのカルシウムやリン酸の不足よりも、ビタミンDの不足によって、小腸からのカルシウムやリン酸の吸収が妨げられて引き起こされる病気です。
夏風邪とウイルスの関係
夏風邪とウイルスの関係のページでは、夏風邪の原因や予防法などを中心に考えていきたいと思います。
一般的に、風邪の原因ってウイルスによるものですが、夏にひく風邪と冬にひく風邪って、ウイルスがそれぞれ違うのですね。
ここで、風邪の定義について少し説明していきます。
風邪は上気道炎(かぜ症候群)と言って、肺感染症の中の含まれます。主に、鼻、咽頭、喉頭などの上気道がウイルス感染し、発熱や咳などの風邪の症状が現れます。
8割から9割は、ウイルス感染によるのですが、クラミジアや、マイコプラズマなどの細菌も感染の原因となることも有ります。
治療として、抗生物質は基本的にウイルスには効きませんし耐性菌を増やす事につながってしまうのですが、二次感染の予防には有効であり、マイコプラズマの時には有効です。ですから、基本的な治療としては対症療法ということになります。
話を元に戻して夏の暑くて、じめじめした高温多湿の時期には、エンテロウイルやエコーウイルスと言ったウイルスがあげられます。そして、冬場は、有名なインフルエンザウイルスがあげられます。
夏風邪で特に注意しなくてはならないのが、脱水症状です。夏って普通にしてても、体から、かなりの、水分が放出されてしまいますので、要注意ですね。
この、脱水症状が進むと、カリウムなどの電解質が不足して不整脈や、脳梗塞、心筋梗塞などの、怖い病気を発症する確立が高まりますから、予防として体から放出されてしまった電解質を補給する目的としましても、スポーツドリンクやバナナなどを捕るようにしたらいいですね。
脱水症状や下痢などをすると、体から、カリウムなどが放出されてしまい、不整脈が起きやすくなったりしてしまうのです。
水分補給と言いましても、ビールは利尿作用が有るので、脱水症状を、更に、悪化させますので、危険です。(ビールを飲むと尿として逆に水分が体外へ、出て行ってしまう。)
特に風呂上りのビールって、美味しいのですが、お風呂で汗をかいた上に、ビールの利尿作用の為に大切な水分が出て行ってしまっては、血液はドロドロ状態になってしまいます。
人間の体液(水分)の割合って成人では、体重の60%が水分なのです。そして、細胞内液がしめる割合が40%で細胞外液がしめる割合が20%です。細胞外液とは、(組織液15%と血漿5%)です。ですから、血漿って、血液中の液体成分の事を言います。
ちなみに、浮腫(むくみ)と言いますのは、組織液の増加の事を意味します。
次に、血液について、少し説明していきたいと思います。血液は、大きく分けて、血球(細胞成分)と血漿(液体成分)に分類されます。
血球(細胞成分)には、赤血球、白血球、血漿板が含まれています。血漿(液体成分)には、血清とフィブリノーゲン(タンパク質)が含まれています。
ちなみに、血液量は体重の8%位です。
血液の説明はこのくらいにしまして次は、夏風邪の予防の話ですが、夏風邪のウイルスって高温多湿を好むので、部屋の湿度を下げておくことや、お腹を冷やさないと言うことが事が大切でなのです。
お腹の中って、重要な神経や、胃腸と言う大事な臓器が入っているからです。お腹を冷やさない為にも、ゆっくりお風呂に入って、お腹を暖める事が、重要です。
それと、睡眠中に一番部屋の温度が下がる時間帯って明け方の4時から6時までの間ですから、この時間帯は、特に冷やさないように気をつけたいですね。
そして、夏は冷たいものはほどほどにして、たんぱく質を多く含む物を食べると、夏風邪の予防になりますよ。
オレンジとイチゴの組み合わせでジュースを作って飲むのもいいですね。イチゴはビタミンCが非常に多いことと、抗酸化物質の働きをパワーアップする作用があるので、風邪の時には特にお勧めです。
寝るときの服装はおなかを、冷やさないためにも、浴衣やネグリジェよりもパジャマの方が良いですよ。
最後に風邪の予防として非常に大切な事は、うがいよりも、手を良く洗うことです。これって以外と知られていないと思います。
肩こりと健康
肩こりと健康のページでは、肩こりの原因と治療や予防法などを中心に考えていきたいと思います。
肩こりは、なぜ起こるのかと言っても、様々な原因が有るのです。女性の場合ですと、婦人科系の疾患が有る場合にも肩こりが起こることが有ります。
子宮や卵巣の異常によるものや、更年期障害によるホルモンバランスの異常で肩こりが起こる事も有ります。
更年期障害とは、更年期に現れる自律神経失調症によって、様々な症状が現れることです。
肩こりを初めといたしまして、めまいや、のぼせ、冷え、動悸、頭痛、息苦しさとかの症状を代表的なものとして、精神症状による不安感や、いらいら、情緒不安定とか意欲の低下などの症状も現れます。
他にも腰痛や、手のこわばり、しびれ、食欲不振、吐き気、下痢、便秘、かゆみ、頻尿などの精神症状や自律神経失調症症状以外の症状が現れるケースも有ります。
このように女性の体って、ホルモンのアンバランスによって、心身共に不安定になります。
一般的に肩こりと言うと、長時間のデスクワークなどにより、肩の筋肉が緊張しっつぱなし
になって疲労物質が溜まり、血液の循環が悪いことにより、この疲労物質がどんどん蓄積されていってしまい、コリとなり痛みとなります。
他にも消化器系や、循環器系などの病気などにより、肩こりをきたす場合も有ります。
高血圧の有る方の場合などは、頚部から肩にかけてのこりは強く出ますし、狭心症などの
場合も関連痛として、胸から左肩のこりや、痛みが出ることが有ります。
他にも肥満によるものや、精神的なストレスによるものも有れば、姿勢の悪さや、寝具に関係するものも肩こりの原因となっているのです。
寝ているときの姿勢を考えてみてください。首の骨の中には、脳へつながっている椎骨動脈や頚動脈と言った重要な血管が有りますが、うつぶせや横向きで寝ることにより首の骨がずれて、脳へ繋がっている血管を圧迫してしまい、脳へ血液が流れずらくなってしまい、肩コリとか,疲れやすい、のぼせる、めまいや、だるいとか言った症状が起きることも有りますからなるだけ上向きで寝たほうが良いですね。
女性でも男性でも体に直接触れる部分にネックレスやブレスレッドなどの金属を付けている人って結構いるのですが、その金属と肩こりが関係していることも考えられるのです。
お風呂に入るときに、身に付けているネックレスやブレスレッドを外すと思いますが、外したときに楽になったと感じた時って、身に付けていた金属は体にとって、ストレスになっていたのかもしれません。
これらのように普段から気がつかないうちに、以上のような事が原因となって、頭痛や肩コリで苦しめられていたのかも知れません。
このように肩こりをきたす原因って、いろいろ有るのです。
腰痛と接骨院
腰痛と接骨院のページでは、腰痛の原因と治療や予防法などを中心に考えていきたいと思います。
腰痛を訴える患者様が腰のレントゲンを撮ったが特に骨に異常もないし、念の為に血液の検査をしたが、これも特に異常なし。
でも腰が痛い。なぜだろう。患者さんとのお話の中では、朝起きて立ち上がろうとした時に痛めたとか、歯を磨くときの中腰の姿勢で痛めたなどと腰痛って朝発症する事が多いです。
どのような症状が出るのかと言えば、激痛が起こり、体をまっすぐに伸ばせずに、体を前に曲げてしか歩けなかったり、一度座ると立つ時に激痛がして立てなかったり、トイレに行くにも相当辛いとかと言った症状がでます。
ほとんどの、場合は、腰椎の5番と仙骨とのズレや仙骨と腸骨との間の仙腸関節のズレが原因です。
では、どうしてこの、仙腸関節は、ずれるのでしょうか?
これは、仙腸関節の周りの骨盤を支えている筋肉が運動不足などで弱くなって、仙腸関節にズレが生じてしまう事に原因があるのです。
重労働やスポーツなどで、筋肉が疲労し、筋肉内に疲労物質が溜まっていき、次第に疼痛物質(ブラジキニンとかヒスタミンなど)が増え、筋肉に炎症がおき、激痛へと変化します。これが、腰痛のメカニズムであると言えます。
次に、重要な事は普段の姿勢なのですが、腰痛の原因としてはこの普段の姿勢もかなり関係が有るのです。
人間は起立時には、絶妙なバランスとっているのですが、このバランスが狂ってくると、骨盤にひずみが出るのです。
起立時の基本は、体重をややつま先よりにかけるのです。そうすることにより、腰が無理なく自然な感じで伸びて骨盤の前傾もちょうど良い角度にたもたれて、腰への負担も軽くなるのですが
、このバランスがうまく保たれないと骨盤がズレて腰痛の原因になるのです。
次に、ぎっくり腰になった場合の対処の仕方ですが、絶対にやってはならない事は、暖めることですね。筋肉に炎症が起きていますので、暖めると痛みが更に強くなりますよ。
ですから痛めた日の入浴は絶対にダメですね。症状の強い急性期の場合は、とにかく冷却して固定(コルセット)して下さい。
ここで、重要なことは、コルセットをつける位置なのです。骨盤の仙腸関節を固定することが目的ですので、必ず骨盤に付けて下さい。ウエストではなく骨盤です。コルセットなどの固定をしたら安静にする事です。
痛みが少し和らいできたら、健康保険を使える接骨院や病院などで、治療しましょう。
悪いケースとしては、痛いのに、きちんとした、治療をせずに、我慢している事です。
一時しのぎのシップなどで我慢していると、腰痛症は治るどころか、やがて椎間板まで影響が出てくる可能性も有ります。
また、最近では若い人の腰痛がかなり多いのですが、原因は腹筋や背筋が落ちたために、腰に相当負担が来ているのです。
受験勉強などのせいも有り、運動不足となり、筋肉が萎縮していると思います。腰が痛いのでは勉強にも身が入らない事でしょうね。
対策としては、積極的に軽い運動やスポーツを取り入れて筋肉を鍛える事が腰痛の予防につながります。。
また、腰痛以外の外傷も普段から少しずつでも筋肉を鍛えていればかなり防げますよ。
普段、まるっきり運動をしていない人がいきなりゴルフなどをすると、硬くなった筋肉が無理に引っ張られ、肉離れをおこしたり、骨折を起こしたりする危険性が高まります。
腰のヘルニアが原因で無い場合の、坐骨神経痛の原因の一つとしては、梨状筋と言う臀部の深い場所に有る筋肉が疲労によって、硬直し固くなっているケースが有ります。このような場合も接骨院などで見てもらった方がいいです。
次に、腰に良い食べ物を紹介してみたいのですが、以外にもパイナップルの中の、ブロメレインと言うたんぱく質分解酵素が腰痛に効くのです。
新鮮なパイナップルをジュースにして朝の空腹時に飲みつづければ自然と効いてくるはずですよ。
パイナップルは、新鮮な物が良いので、凹凸している、皮の溝がまだ少し、緑色の物を選ぶと良いです。ジュースにしたら、朝飲むようにして下さい。吸収の良い空腹時がお勧めです。
この他にも、パイナップルは、ビタミンC、ビタミンB群、ヨード、鉄分、カリウム、マグネシウム、ビタミンAなどが豊富に含まれており、関節炎や、急性副鼻腔炎の改善、脳梗塞や心筋梗塞の引き金となる、血小板の凝集や血栓を予防したりするのです。
ドロドロの血液は心臓に大きな負担をかけて、心臓病の原因になりますから。
パイナップルの他にも、さらさら血液に変えてくれる果物として、パパイア、レッドメロンは効果ありますよ。特に、レッドメロンに含まれるアデノシンと言う物質は大変効果が有るらしいです。
有酸素運動と健康
有酸素運動と健康のページでは、生理学的にも効率のよい有酸素運動のメカニズムや効果について考えていきたいと思います。
有酸素運動を続けていくと、ダイエットや、心肺機能の向上
などと、体に好い効果がドンドン現れてきます。
では、ここでダイエットと有酸素運動の関係について考えて行きましょう。
効率のよいダイエット法とは、やはり有酸素運動ですが、この有酸素運動を行うことによって脂肪が燃焼してゆくメカニズムとしては、最初にエネルギーとして、使われていくのが、血液や筋肉、肝臓の中に有る糖分とグリコーゲンなのです。
脂肪が燃えていくのはその次になりますから、体脂肪を燃焼させるには時間がかかるのです。そして脂肪を燃やすのには、多量の酸素が必要ですから、やせるためには、ゆっくりと長時間の有酸素運動を行い、体の中に酸素をいれていくのがよいですね。
一番身近で安全性が高い運動として、ウォーキングがおすすめです。
ダイエットのみならず、歩くことによって、気分的にも爽快感が有りストレスの解消や心臓や肺の機能の向上、動脈硬化、高血圧の改善、ぼけ防止などと、健康の為に大変にすぐれた、有酸素運動と言えます。
では次に、運動不足による悪影響を少し説明していきたいと思います。
2) 動脈硬化
3) 体力低下、筋力の低下
4) 高血圧
5) 腰痛症
6) 糖尿病
7) 肥満症、自律神経失調症
8) ノイローゼ
9) 情緒不安定
これらのように、運動不足によって、引き起こされる病気ってかなりあります。
運動不足になると、太りますよね。そして、筋力が弱くなっていきますから、腰痛になりやすいし、ストレスや精神不安定による精神、神経症状なども怖いです。
有名なフロイトもノイローゼは、運動する事により治ると言っています。
次に、運動と脳との関係を少し考えていきたいと思います。
人間の脳細胞って、増えないと思われていましたが、実は齢をとっても増やすことが出来るのです。運動することにより、記憶の細胞である海馬を鍛えることによって、海馬の細胞を増やすことが出来るのです。
海馬の細胞って、ストレスによって、破壊されやすいのですが、運動する事により、前頭葉の運動を司る部分の運動野と脳の奥のほうにある大脳基底核という部分が活性化します。
この分野は感情に関係する部分ですので、ここの部分が活性化することにより、心の悩みまでも直してしまう効果が運動にはあります。
人間は悩みながら運動することはあまり有りませんから、何かの悩みが頭から離れない時は運動するといいで
すね。
それでは次に、実際の有酸素運動の行い方を説明していきましょう。
まず始めとして、軽い肥満傾向の人のウォーキングについてですが、循環器系の疾患や関節などの痛みが無い人の目標は、一日に一万歩以上がいいでしょう。
時間的には一時間位かけて歩いて下さい。歩いている途中で疲れてきたら休み休み歩くのです。週に5日位は歩くようにして下さい。
続けることによって、しだいに血管も柔軟性が増し、血液中の脂肪や、糖質も燃焼され、血液もさらさらとなり、血圧も下がります。
歩く前の注意点としては、血圧がものすごく高い時や、不安定な時は、歩くことはやめて下さい。
高血圧の時に、運動をすると、心臓に負担が掛かり、心臓発作を引き起こすことが有りますから危険です。
次に、運動をする時間帯ですが、血圧が比較的下がっている夕方のほうがいいです。特に夏の昼間などは暑すぎるので熱中症などの危険性があります。
冬場は、夕方は気温が下がってしまいますので、夕方の運動は避けた方がいいです。
腹筋とお腹とダイエット
腹筋とお腹とダイエットのページでは、基礎代謝と消化と吸収と言った生理学的な観点からも腹筋の量を増やす事により、脂肪の燃焼とどの様な関係が有るのかと言う事を考えて行きたいと思います。
お腹の出ている人って、その出方によって色々なタイプに分かれます。中年男性に多いのは、お腹の皮がパンパンになってしまっている太鼓腹って言うタイプが多いですね。
。
男性と女性とでは、お腹の出方の違いがあります。男性の太鼓腹に対して、女性は下っ腹がほっこりと出てくるタイプが多いのです。
やはり女性は、男性に比べると腹筋が弱いせいもあって、内臓が下がってしまうのが原因です。また、女性は女性ホルモンの関係も有って、どうしても、皮下脂肪が付きやすいのです。
原因としては、やはり過度の食べ過ぎや飲みすぎと、運動不足の結果、内臓脂肪や皮下脂肪がたまってしまうのです。
中年になると基礎代謝も低下することによって、内臓脂肪は更に、貯まりやすくなってしまうのです。
基礎代謝が高い若い時って、食べても食べてもエネルギーを消費していますから、贅肉を付ける暇も無位なのです。
基礎代謝って言うのは、精神的、肉体的に完全な安静状態のもとで、快適
な室温のもとで、放出されるエネルギー量の事です。簡単に言いますと、寝ていても、脂肪を分解できる能力の事です。
この基礎代謝は男性は、40歳を過ぎると、低下していき脂肪を分解出来る力がかなり弱くなります。
アルコールと肥満との関係は、アルコールを飲んだ後に原因があって、アルコールを飲んだ後に食べるラーメンとかご飯がいけないのです。
アルコールだけなら、太鼓腹にはなりませんね。つまみをほとんど、食べずにひたすら飲むタイプって、痩せている人が多いですね。
では、摂ってしまったエネルギーをどんどん燃やさなければなりませんが、体内でエネルギーを活発に燃やす組織とは筋肉ですから、この筋肉を増やしてやれば脂肪の燃焼率は高まるのです。
そうすれば夜寝ているときでも、基礎代謝によって、脂肪は減っていくことにつながります。
男性では、エネルギーの35%が筋肉によって消費されているのですから、筋肉をつけることが、やせることにとって重要なのですね。
筋肉をつける目的でいくら運動しても効果が出ない原因として、間食があげられます。 空腹時に脂質の吸収や燃焼がおこなわれるので、せっかく運動しても間食をしたのでは、元も子も有りませんよ。
空腹時って、脂肪細胞の中にある脂肪分子を膵リパーゼが脂肪酸とグリセロールに分解して細胞内で、種々の酵素の作用をうけて、ジグリセリドやトリグリセリドになって、これらの脂肪は、さらに、カイロミクロンとなり、リンパ管へ入り最終的には、筋肉や心臓で燃焼されるのです。
つまり、運動だけしても、食事のコントロールなくして、突き出たお腹を元に戻すということは難しいのです。
次に、消化と吸収について簡単に説明していきます。
食物は、栄養素にならないと、エネルギーにはならないのです。消化には、物理的消化(物をかむ、消化管運動)と科学的消化(消化液の作用)が有り血管に入る事を吸収と言います。
食べた物は、口腔(唾液が出る)~食道~胃(胃液が出る)~小腸(十二指腸、空腸、回腸)~大腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)~直腸へとつづくのですが、この流れの中で、栄養の吸収が一番多い場所は、空腸と回腸なのです。
大腸では主に、水分を吸収しています。
次は、3大栄養素の吸収ですが、
1) 炭水化物はグルコースになって吸収されます。
3) 脂肪は、脂肪酸とグリセロール(なめると少し甘い)になって吸収されま す。
水や無機質は、ビタミンは、そのまま吸収されます。
脂肪は、水に溶けないので、肝臓で生成される胆汁(界面活性剤)の作用により、ミセル(乳化)になり、トリグリセリドからカイロミクロンになり、最終的にリンパ管ヘ行き血管へ入ることになります。
ここで、インシュリンとはどのようなホルモンなのだろうかと言ったことについて簡単に説明していきます。
インシュリンとは、すい臓のランゲルハンス島から分泌されます。インシュリンの他にもグルカゴン、ソマトスタチンと言うホルモンが分泌されます。
インシュリンの作用は糖質(グルコース)グルコース(単糖類)をグリコーゲン(多糖類)に換える作用をします。
グリコーゲンは、筋肉や、肝臓に貯蔵されます。そして、グルコースが余ると脂肪に変換されます。
インシュリンは血糖値を下げる作用がありますが、血糖値が下がり過ぎないように、空腹時には、アドレナリンやグルカゴンが血糖値を上げることによって、血糖値を一定に保っているのです。
また、ダイエットしている人で、朝食は、食べない分だけやせるなどと言う考えは、ちがうのですね。
すい臓から出るインシュリンは、ブドウ糖を、脂肪に変える働きをしますが、この、インシュリンは、朝よりも、夜に多く出るのです。
つまり、食事の量が朝と、夜で同じであるとしても、インシュリンが多く
出る夜に食事をする方が、太りやすいのです。
頚椎と様々な病気
頚椎と健康のページでは、頚椎の歪みやズレなどが原因となって生じる様々な病気について考えてみましょう。
例えば、心臓病と頚椎の歪やズレがどのように関係しているのでしょうか?心臓病って、心筋梗塞や狭心症とか不整脈などと種類も多いのですが、この心臓病が頚椎と密接に関係しているのです。
頚椎の真ん中あたりが曲がっている場合などは、脊髄から出ている末鞘神経を圧迫してしまうために、心臓への情報伝達が伝わりにくくなり、不整脈とか期外収縮などの心臓病を引き起こす原因となってしまうのです
その他にも肩こりとか、うつ病、心因性高血圧(下が高い)など様々な症状がおこるのです。このような症状がある人の頚椎は、背後から見て右に曲がっていることが多いです。
長年、心臓病とか高血圧に苦しめられている方は是非とも参考にして下さい。首の骨って、重い頭を支えているせいで痛めやすいのです。寝違いを始めとして、最近ではスポーツにより首を痛める子供が増えています。
特にサッカーのヘディングは、飛んできたボールを頭で打つわけですから、首にはかなりの直達外力がかかるのです。予防策としまして、準備体操とストレッチは十分に行って、プレイの後にも、充分な手入れをお勧めします。
精神的な状態としましては、いらいら感なども、首の骨がずれたことにより神経が圧迫されておこります。
他にも頭痛、めまい、はきけ、手や肩にかけてのしびれや、不眠症、目の疲れなどの症状がでます。
スポーツ中の事故や交通事故などによって、首の骨をひどく痛めた場合などに首の骨の中を通っている脊髄にキズをつけてしまうと、そのキズの状態がひどい場合には、首から下が麻痺してしまうことも有りますから、充分に注意して、日頃から筋トレなどで、首の周りの筋肉を鍛えておきましょ
う。
運動不足やストレスなどによって、血液の循環が悪くなってくると、首の骨の周りにある、斜角筋とか胸鎖乳突筋と言った筋肉が緊張して、こり固ってくると、腕を支配している神経を圧迫して肩から手にかけての痛みやしびれが生じてきます。
このような病気を斜角筋症候群(胸郭出口症候群)と言うのです。こうなると首を動かすだけで、ビーンと言った結構強いしびれが出たりしますから
要注意です。
次に骨の形成や成長や構造について少し説明していきます。
人間の骨格って約200個の骨の連結で構成されています。骨の役割として、
1) 身体の支持機能
2) 関節運動
3) 内臓などの保護
4) 造血機能
5) カルシウムやリンなどの、電解質の貯蔵
以上のような重要な役割が有ります。特に(4)の造血機能では、骨の骨髄と言う場所で血液を造ります。
骨髄は赤色骨髄と黄色骨髄に分類され、赤色骨髄では、赤血球や白血球や血しょう板の生成を行い、黄色骨髄では造血作用のない脂肪組織となります。
骨の構造は一番外側から骨膜、その次が骨質(緻密骨(皮質骨)と海綿質)そして、骨髄で構成されています。
次に骨の形成と成長ですが、ほとんどが、軟骨性骨化と言って、始めに軟骨が出来てから石灰化していきます。
成分はリン酸カルシウムと言って、このリン酸カルシウムが骨の主成分であります。
もう一つは、膜性骨化と言って、骨芽細胞が硬たんぱく質(コラーゲン)を分泌して、それが細胞の骨基質(骨格)を造り、やがて石灰化していきます。
一言で骨って言っていますが、重要な仕事をしているのですね。