夏風邪とウイルスの関係

夏風邪とウイルスの関係のページでは、夏風邪の原因や予防法などを中心に考えていきたいと思います。


一般的に、風邪の原因ってウイルスによるものですが、夏にひく風邪と冬にひく風邪って、ウイルスがそれぞれ違うのですね。


ここで、風邪の定義について少し説明していきます。

風邪は上気道炎(かぜ症候群)と言って、肺感染症の中の含まれます。主に、鼻、咽頭喉頭などの上気道がウイルス感染し、発熱や咳などの風邪の症状が現れます。


8割から9割は、ウイルス感染によるのですが、クラミジアや、マイコプラズマなどの細菌も感染の原因となることも有ります。


治療として、抗生物質は基本的にウイルスには効きませんし耐性菌を増やす事につながってしまうのですが、二次感染の予防には有効であり、マイコプラズマの時には有効です。ですから、基本的な治療としては対症療法ということになります。


話を元に戻して夏の暑くて、じめじめした高温多湿の時期には、エンテロウイルやエコーウイルスと言ったウイルスがあげられます。そして、冬場は、有名なインフルエンザウイルスがあげられます。


夏風邪で特に注意しなくてはならないのが、脱水症状です。夏って普通にしてても、体から、かなりの、水分が放出されてしまいますので、要注意ですね。


この、脱水症状が進むと、カリウムなどの電解質が不足して不整脈や、脳梗塞心筋梗塞などの、怖い病気を発症する確立が高まりますから、予防として体から放出されてしまった電解質を補給する目的としましても、スポーツドリンクやバナナなどを捕るようにしたらいいですね。


脱水症状や下痢などをすると、体から、カリウムなどが放出されてしまい、不整脈が起きやすくなったりしてしまうのです。


水分補給と言いましても、ビールは利尿作用が有るので、脱水症状を、更に、悪化させますので、危険です。(ビールを飲むと尿として逆に水分が体外へ、出て行ってしまう。)


特に風呂上りのビールって、美味しいのですが、お風呂で汗をかいた上に、ビールの利尿作用の為に大切な水分が出て行ってしまっては、血液はドロドロ状態になってしまいます。


人間の体液(水分)の割合って成人では、体重の60%が水分なのです。そして、細胞内液がしめる割合が40%で細胞外液がしめる割合が20%です。細胞外液とは、(組織液15%と血漿5%)です。ですから、血漿って、血液中の液体成分の事を言います。


ちなみに、浮腫(むくみ)と言いますのは、組織液の増加の事を意味します。


次に、血液について、少し説明していきたいと思います。血液は、大きく分けて、血球(細胞成分)と血漿(液体成分)に分類されます。


血球(細胞成分)には、赤血球、白血球、血漿板が含まれています。血漿(液体成分)には、血清とフィブリノーゲン(タンパク質)が含まれています。


ちなみに、血液量は体重の8%位です。


血液の説明はこのくらいにしまして次は、夏風邪の予防の話ですが、夏風邪のウイルスって高温多湿を好むので、部屋の湿度を下げておくことや、お腹を冷やさないと言うことが事が大切でなのです。


お腹の中って、重要な神経や、胃腸と言う大事な臓器が入っているからです。お腹を冷やさない為にも、ゆっくりお風呂に入って、お腹を暖める事が、重要です。


それと、睡眠中に一番部屋の温度が下がる時間帯って明け方の4時から6時までの間ですから、この時間帯は、特に冷やさないように気をつけたいですね。


そして、夏は冷たいものはほどほどにして、たんぱく質を多く含む物を食べると、夏風邪の予防になりますよ。


オレンジとイチゴの組み合わせでジュースを作って飲むのもいいですね。イチゴはビタミンCが非常に多いことと、抗酸化物質の働きをパワーアップする作用があるので、風邪の時には特にお勧めです。


寝るときの服装はおなかを、冷やさないためにも、浴衣やネグリジェよりもパジャマの方が良いですよ。


最後に風邪の予防として非常に大切な事は、うがいよりも、手を良く洗うことです。これって以外と知られていないと思います。