頚椎と様々な病気

頚椎と健康のページでは、頚椎の歪みやズレなどが原因となって生じる様々な病気について考えてみましょう。


例えば、心臓病と頚椎の歪やズレがどのように関係しているのでしょうか?心臓病って、心筋梗塞狭心症とか不整脈などと種類も多いのですが、この心臓病が頚椎と密接に関係しているのです。


頚椎の真ん中あたりが曲がっている場合などは、脊髄から出ている末鞘神経を圧迫してしまうために、心臓への情報伝達が伝わりにくくなり、不整脈とか期外収縮などの心臓病を引き起こす原因となってしまうのです


その他にも肩こりとか、うつ病心因性高血圧(下が高い)など様々な症状がおこるのです。このような症状がある人の頚椎は、背後から見て右に曲がっていることが多いです。


長年、心臓病とか高血圧に苦しめられている方は是非とも参考にして下さい。首の骨って、重い頭を支えているせいで痛めやすいのです。寝違いを始めとして、最近ではスポーツにより首を痛める子供が増えています。


特にサッカーのヘディングは、飛んできたボールを頭で打つわけですから、首にはかなりの直達外力がかかるのです。予防策としまして、準備体操とストレッチは十分に行って、プレイの後にも、充分な手入れをお勧めします。


精神的な状態としましては、いらいら感なども、首の骨がずれたことにより神経が圧迫されておこります。


他にも頭痛、めまい、はきけ、手や肩にかけてのしびれや、不眠症、目の疲れなどの症状がでます。


スポーツ中の事故や交通事故などによって、首の骨をひどく痛めた場合などに首の骨の中を通っている脊髄にキズをつけてしまうと、そのキズの状態がひどい場合には、首から下が麻痺してしまうことも有りますから、充分に注意して、日頃から筋トレなどで、首の周りの筋肉を鍛えておきましょ
う。


運動不足やストレスなどによって、血液の循環が悪くなってくると、首の骨の周りにある、斜角筋とか胸鎖乳突筋と言った筋肉が緊張して、こり固ってくると、腕を支配している神経を圧迫して肩から手にかけての痛みやしびれが生じてきます。


このような病気を斜角筋症候群(胸郭出口症候群)と言うのです。こうなると首を動かすだけで、ビーンと言った結構強いしびれが出たりしますから
要注意です。

 

次に骨の形成や成長や構造について少し説明していきます。

人間の骨格って約200個の骨の連結で構成されています。骨の役割として、

1) 身体の支持機能

2) 関節運動

3) 内臓などの保護

4) 造血機能

5) カルシウムやリンなどの、電解質の貯蔵


以上のような重要な役割が有ります。特に(4)の造血機能では、骨の骨髄と言う場所で血液を造ります。


骨髄は赤色骨髄と黄色骨髄に分類され、赤色骨髄では、赤血球や白血球や血しょう板の生成を行い、黄色骨髄では造血作用のない脂肪組織となります。


骨の構造は一番外側から骨膜、その次が骨質(緻密骨(皮質骨)と海綿質)そして、骨髄で構成されています。


次に骨の形成と成長ですが、ほとんどが、軟骨性骨化と言って、始めに軟骨が出来てから石灰化していきます。


成分はリン酸カルシウムと言って、このリン酸カルシウムが骨の主成分であります。


もう一つは、膜性骨化と言って、骨芽細胞が硬たんぱく質(コラーゲン)を分泌して、それが細胞の骨基質(骨格)を造り、やがて石灰化していきます。


一言で骨って言っていますが、重要な仕事をしているのですね。